癌について
癌とは悪性腫瘍のことを言います。
腫瘍とは、体の細胞の一部が勝手に増殖を始め、塊となったもので「腫れ物」という意味です。これには良性のものと悪性のものがあります。細胞が無制限に増殖して周囲の正常な細胞を破壊し色々な部位に転移を起こして生命に危険を及ぼす腫瘍を悪性腫瘍または悪性新生物がんがその代表です。
ただし脳腫瘍の場合は、少し事情が違います。脳腫瘍の大部分は良性腫瘍ですが、近くの脳組織を圧迫してその働きを阻害する ために、 腫瘍の発生した部位に応じた頭痛、麻痺などの症状が起こってきます。生命を支える脳幹に発生した場合は手術ができず生命に関わることもあります。また良性腫瘍の中には時間とともに性質が変化し悪性腫瘍になるものもあります。皮膚、骨、大腸の良性腫瘍に時に見られます。

急増する前立腺がん

さて、そんな癌の中で、近年増加傾向にあるのが「前立腺癌」です。
前立腺とは、体のどこにあるかご存知でしょうか。
場所的には膀胱のすぐ下に位置しています。
膀胱から出ている尿道を取り囲むような形で 、大きさは栗の実くらいの大きさで、形もクリと同じような形をしています。 前立腺は前立腺液を分泌している臓器です。

著名人も前立腺がんで亡くなられています。

(敬称略)
大隈重信、 深作欣二、 中山英一、 米長邦雄、 松岡直也、渡辺淳一。

上記の方々は様々な分野で日本の第一線で活躍された皆様方です。
中でも米長邦雄さんは、日本の将棋界の発展に 多大なる功績を残されております。
将棋を指すだけでなく、解説での話し方はとてもユニークで、またさしている二人の考えていることを実に的確に解説されていました。
国民栄誉賞の羽生善治棋士と加藤一二三棋士との対戦における「五二銀」の解説は時代を超えて語り継がれて行く名解説となりました。
そんな名解説の場面を YouTube でご紹介させていただきます。

12分30秒のところで米長さんの声「うぉーーーぉお!!やった」がマイクの音が割れて響いています。
羽生棋士の後日談では「五二銀をさした時、解説室からの叫び声が聞こえてきました。これまで解説室からの音が聞こえてきたことはありませんでした。どんな事を喋っていたのかはわかりませんが、あれから何年たっても色々な人に話題として話しかけられています」とのことです。

素晴らしい解説者として活躍されましたが、引退後は人生相談などの番組にも相談者として出演されるなど、多才ぶりを発揮していました。 内弟子の林葉直子さんとのスキャンダルはイメージダウンとなってしまいましたが、男としても相当な自信があったらしく「私以外の男はどうやって女性を喜ばすことができるのか」と言った発言もありました。きっと男性ホルモンが大量に分泌していた時期であり、男としての魅力が溢れていた時代だったのでしょう。そんな米長さんも前立腺癌で亡くなられています。