食道癌は60歳代を中心に男性に多く見られます。

原因は飲酒と喫煙などが関係しています。

食道は消化器官の一部で、「扁平上皮癌」と呼ばれる癌が現在大部分を占めています。
初産年齢は三十歳代から80歳代と幅広く、最も多いのは六十歳代です。
男性の発生率は女性と比較すると4倍から5倍と高くなっています。
発生部位では、胸部中部に最も多く、次いで胸部下部、胸部上部の順になっています。

食道がんの原因

発がん要因としては、遺伝的体質的なものよりは環境中の刺激因子の関わりの方が大きいと考えられています。特に、喫煙や飲酒がその代表的なものとして認められています。
タバコで見ると、1日の喫煙本数と喫煙年数をかけた「ブリンクマン指数」が平均650以上を示すことが多くなります。また、アルコールでは1日の飲酒量が日本酒で換算すると3合から5合を 20年から30年間続けている人に発症が多く見られています。
「酒は百薬の長」などと言われていますが、依存性が高く、飲酒運転や飲み過ぎによる事件などが多発しています。また、タバコは逆に「百害あって一利なし」と言われる通り、肺がんのリスクが非常に高くなります。肺がんだけでなく食道がんの原因にもなっているのです。だから、アルコールも喫煙も今すぐやめるべきだと思います。

食道がんの症状

食道癌が進行すると飲み込みにくくなったり、つかえ感、しみる感じが現れ、胸骨の後ろ側が痛むなどの症状が現れてきます。この時期はおよそ2ヶ月ほど続くようです。食道癌が進行するとリンパ節に転移していきます。さらに臓器への転移を起こすと考えられています。

普段から気をつけること

「早期発見・早期治療」に尽きます。食道癌がリンパ節や臓器にまで転移してしまったら、手遅れです。四十歳を過ぎたら 定期的な健康診断を受けるようにして、毎年一度人間ドックを受信しておきましょう。そして、前述しましたが、喫煙している人は今すぐ禁煙しましょう。飲酒している人は今すぐ禁酒してください。そのようなものがなくても、何の問題なく普通の生活ができます。夜はよく眠れますし、食欲も普通にありますし、仕事などには全く支障はありません。それどころかむしろ、禁煙禁酒することによって、体がとても健康になるのです。

他の臓器の癌との重複発生について

最近では食道癌と他の臓器の癌、例えば胃癌などとの重複や多発癌が発見されることが増えています。 このため内視鏡検査が用いられています。

食道がんのまとめ

飲み込みにくくなったりするなど、「風邪を引いたかな」ぐらいにしか普通の人は思わないでしょう。このため自覚症状がなく発症した癌はみるみると転移していきます。早期に発見し早期に治療してしまえば、脳腫瘍や肺がんと違って治りやすい癌と言えるでしょう。ところが、発見が遅れてしまった場合、内臓やリンパ節にまで転移してしまいます。転移の進行の度合いにもよりますが、進めば進むほど生存率が低くなっていくようです。「風邪を引いたかな」といった自覚症状があるなしにかかわらず、健康診断や定期的な人間ドックを受診するように心がけましょう。