特定健診で行う検査項目について

特定健診で行う検査項目は、BMI、腹囲、血圧、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、空腹時血糖、HbA1C、尿蛋白、尿糖、γ-gtp、AST、ALTが主な検査項目です。

特定健診で行われる検査項目でどのような異常がわかるのかそれぞれの検査項目についてまとめてみました。

BMI

体格指数と言われるもので、肥満あるいは痩せの度合いを判定します。体重5を身長の2乗で割って算出する数値です。

腹囲、内臓脂肪の蓄積の度合いが分かります。

おへその高さで測り、男性は85cm、女性は90cmを超えたらメタボの危険信号です。

高血圧最大血圧は、主に、動脈の弾力性を反映しているため、これが高ければ動脈硬化を進める危険が大きいと言えます。

また最小血圧は、動脈の弾力性と末梢血管の流れを反映しているため、末梢血管の動脈硬化の程度が推測できます。

HDLコレステロール

いわゆる善玉コレステロールです。余分なコレステロールを回収する働きがあり、動脈硬化予防に役立ちます。高いほどよく低い値は危険です。

LDLコレステロール

いわゆる悪玉コレステロールです。コレステロールを末梢に運ぶ働きをしていて、これが高い値になると動脈硬化を進める原因となります。

中性脂肪

血液中の中性脂肪の量を測定します。高い値になると ldl が増えて hdl が減るため動脈硬化が促進されます。肥満や大酒飲みの人が高い値なりがちです。

空腹時血糖

血液中のブドウ糖の量です。高い値の場合は糖尿病やその予備軍が疑われます。126ミリグラムデシリットル以上ある場合はブドウ糖負荷試験などの精密検査を受け、きちんとコントロールすることが肝心です。

HbA1 c

赤血球のヘモグロビンと血液中のブドウ糖が結びついたものをグリコヘモグロビンといい血糖値が高いと増加します。赤血球の寿命は約4ヶ月なので、これを測定することで最近4ヶ月の血糖値を知ることができます。6.5%を超えていれば糖尿病が疑われます。

尿蛋白

血液中のタンパク質は腎臓で再吸収されて、尿中にはほとんど出てきません。これが尿中に出るのは、腎臓の濾過装置の故障や、腎臓、尿管、膀胱などの病気や結石による出血が考えられます。泌尿器の病気の発見に役立ちます。

尿糖

血液中のブドウ糖が増えて尿意溢れ出たもので、高い値の場合は糖尿病が考えられ精密検査が必要です。血糖が高くなくても尿糖の出やすい人もありますがこれは心配いりません。

ガンマGTP

色々な臓器に含まれる酵素ですが肝臓病や胆道系の病気膵臓の病気心筋梗塞などで血液中に増加します。脂肪肝、アルコール性障害の診断に欠かせない検査です。

AST、ALT

どちらも肝細胞に多く含まれる酵素で肝臓が障害されると血液中に増加します。その数値の高さや水、両者の数値の近くなので、病気の種類や経過などが分かります。肝機能を調べる最も一般的な検査です。肝臓病以外で、胆石症や胆嚢炎、胆道癌、膵癌、心筋梗塞などの診断にも役立ちます。